電気には気をつけましょう
東京デザインウィークでのいたましい火災は、
白熱灯が熱を発することを知らなかった、
ということで起きたと言われています。
ではLEDならよかったのか
というと、実はそうでもありません。
白熱灯は発光体(フィラメント)が高熱となって
発光しますので、当然高熱になります。
LEDは電気そのものを光にかえるため、
光そのものには熱はないのですが、
電源部分やLED周辺は高温になるそうです。
(照明学会ホームページ より Q4-12 LEDの発熱は?)。
そのためLED電球本体には放熱のしくみが
工夫されているようです。
LEDだからといっても使い方を誤ると
大変なことになりそうです。
ところで、カリモクのテレビボードには
本体背面に電気コードを収納する
「配線だまりスペース」がついています。
なくても良さそうなものですが、テレビや
DVDなど電気製品が集中する箇所では
たくさんのコードの始末にとても困ります。
外に出したままだとやがてそこにホコリが積もって、
それが「綿」になっていたりしますが、
実はこれがとても危険なのです。
特に電源コンセントとタップの接続に隙間があると、
そこにたまった綿ボコリが原因でショート、
その火花で火災になることが知られています。
これはトラッキング現象と言われています。
これを防ぐために配線収納スペースがもうけられて
います。もちろん延長コードもそこについており、
そこにまとめることでホコリを避けることが出来ます。
ちょっとしたことなのですが、私どもがお客様にテレビボードを
紹介する際に、必ず説明する大切なポイントです。