京都の「鈴虫寺」
みなさん、こんにちは。カリモク特約店エーアイディーの法水(のりみず)と申します。
私は関西出身です、今日は京都の有名なお寺をご紹介したいと思います。有名といっても、どちらかと言えばパワースポットとして有名なお寺と言えば良いでしょうか。。
その名も 『鈴虫寺』です。一年中、鈴虫が鳴いているお寺で本当に年がら年中鳴いています。28年の研究を重ね、年中鳴くようになったらしいです。とても有名なユーチューバーが、日本最高のパワースポットと言っているので、最近は特に参拝者が多くなったとか。。。
正式名称は 妙徳山 華厳寺(みょうとくざん けごんじ)と言います。華厳寺は江戸時代中期の享保8年(1723年)に開かれたそうです。現在は臨済宗に属する禅寺のようです。
場所は京都市西京区嵐山の南側、阪急電車嵐山線の松尾大社駅から徒歩15分程度のところにあります。
風情のある駅舎ですね。
松尾大社駅を出て左手を見ると、松尾大社の大きな鳥居が見えます。
左へ曲がりしばらく歩くとコンビニがあります。
コンビニを過ぎた次の信号を渡りしばらく真っすぐ。
所々に年季の入った看板が・・・
小さい川沿いに右に曲がり突き当りをまた右に・・・
駅から15分ほどで到着です!
今年でちょうど300年目のお寺です。
◆鈴虫寺の参拝の順番ですが。。。
石段に並ぶ
↓
受付け ¥500
↓
お説法
↓
御守り購入 ¥300
↓
境内散策
↓
お地蔵様にお願い
という流れになります。
石段を上ると門の前に沢山の人が並んでいます。
このお寺では、和尚さんお説法が必ず聞けます。非常に楽しくためになるお話です。
この日はまだ30名ほどしか並んでませんでしたが、大型連休には100人以上並ばれるとか・・・平日で良かった。
お説法の時間は約30分、50分くらいで入れ替えになるようです。
境内内全て撮影禁止の為、大量の鈴虫や和尚さんのお説法姿、美しい客殿の様子などが残念ながらご紹介できません。
少し高台になりますので、東山三十六峰が良く見え、景色も抜群です。
大きな鈴虫のいる飼育器(水槽の大きい版みたいな)が大広間の一番前に4つ並んでおり、そこに立って和尚さんがありがたいお説法を説いてくれます。
お茶菓子をテーブルの上に準備してあり「寿々むし」と書いてます、温かい気持ちになりました。
お茶菓子の中に黒いツブツブが入ってますが、決して鈴虫の粉末では無いです。(シソの粉末らしい)
また、和尚さんによりお説法の内容も違い、先回行った時と別の和尚さんだったので違う話が聞けてとても良かったです。
今回のお説法は、「今を生きましょう」という話でした。
『今の自分を受け入れる、ありのままの自分を・・・
病気を受け入れ、失恋を受け入れ、仕事の失敗を受け入れ、今の自分を全て受け入れる事で心と身体バランスが取れます。
心と身体のバランスが崩れると、しんどくてしようが無くなります・・・心と身体のバランスが取れれば前に進めます。』
というような内容でした。
さて・・・ここからがこの鈴虫寺の参拝者がとても多い最大の理由です!
お説法が終わると「幸福御守」を¥300で購入し、境内を散策し、お地蔵さまにお願い事をするのですが・・・
なんとこのお地蔵様はわらじを履いておられます。
しかし綺麗で柔和なお顔ですね。
石像の製造技術も江戸時代中期にはここまで精巧になってたんですね。
さてここからが本番です!
このお地蔵さまですが1つのお願い事であれば、必ず叶えて下さるそうです。
さきほどの「幸福御守」を持って、このお地蔵さまに願い事をします。
願い事の仕方ですが、お守りの「幸」という文字を合掌した手の上から出すように持ちます。こちらの写真では片手ですが、両手で合掌し「幸」の文字が手から出るように・・・
何故? このように持つかというと、ちょうど「幸」の字の部分の中にお地蔵さまの顔が描かれているからだそうです。
そしてここからがまた面白い。
1.住所
2.名前
3.お願い事
の順番に合掌しながらお地蔵様に語り掛けます。
何故住所、名前まで言うのか?
とお思いになられたと思います。
実はこのお地蔵さまは全国唯一、わらじを履いたお地蔵さまなので、願い事を唱えた人の家を一軒一軒尋ねに来てくれるそうです。
なので、まずは住所そして名前を必ず一緒にお伝えしないといけないのです。
電話番号はいらないですよ(笑)
足元をよくみていただくと「わらじ」が見えると思います。
ちなみに家族や知人の分もそれぞれのお守りを購入すれば、ひとつずつお願い事ができます。
※叶えていただけないお願い事。
・家内安全
・商売繁盛
これらはお守りでお地蔵さまにお願いではなく、お札だそうでダメらしいです。
普通はお地蔵さまのところに我々から出向かないといけませんが、こちらのお地蔵さまは、お地蔵さまのほうからやってきていただける。。。ありがたい
今回は私もひとつだけお願い事をしてきました。
一番の疑問・・・何故このお寺の鈴虫だけ年中鳴くのか?
ちなみに鈴虫の寿命は100日だそうです。鈴虫の卵を産んだ時期で春・夏・秋・冬と客殿の裏にある4つの飼育器の中で慎重に温度管理して四季を通じて鈴虫が孵化するように研究に研究を重ねた結果だそうです。
この鈴虫寺ですが、京都市の地盤危険指定区域に入っているらしく、現在本殿を道の向かい側に新しく建築中です。
山全体の地盤を固めないといけないようで、本殿から客殿など全てが立ち退きになるそうな。お地蔵さんもお引越しですね。
6年~7年後に新鈴虫寺のお披露目です。
この日は空はどんよりでしたが、気持ちはとても晴れやかで清々しかったです。
境内内の様子など気になる方は、ネットで『鈴虫寺』で検索いただければ沢山の情報が載ってます。
最後まで見ていただきありがとうございました。
それではまた次回のブログまで。