20年の思いを!!
昨年6月に修理のご相談で初めてお会いいたしました。
26年間使用した、コロニアルシリーズのダイニングセットでした。椅子の背もたれ籐の張替えと、天板再塗装の修理注文を戴きました。
革張りソファーの張替えもお考えだそうで、後日お伺いしてその使用状態を確認させていただきました。
新居の完成はその時点で今年9月の予定でしたから、そのときから一年3ヶ月後となります。その年の9月にソファーの3人掛けと2人掛けの総張替え修理のご注文を戴きました。
そして今年になって6月、「リビングでくつろげるソファーを」と、お嬢様とご来場されたのです。
この時「ソファー?エェ!」って思いました。結局220センチの布張りソファーを選定していただきました。
修理のご相談には特別に情熱を燃やすワタシです。
「長い間愛着を持ってご使用頂いた家具に新たな生命を」これが修理対応のコンセプト。新居の中で新たな輝きを!そんな思いがありました。
お届けまで長きにわたる期間。雪の舞う2月、ダイニング・ソファーをお預かりに伺いました。
新たなソファーは、身長差のある家族がそれぞれ快適に過ごせる、背もたれの奥行き調整タイプを選定していただきました。
お客さま: 客間用の修理品ソファー3人掛けと2人掛けは総張替えをご選定いただき「新品同様になりました」と、とっても喜んでいただきました。
またコロニアルダイニングの天板も新品同様、椅子の背もたれの籐張りもきれいになり、ダイニングルームの照明・カーテンともぴったり・・・奥様のイメージどおりとのこと。
リビング用のソファーも、壁紙・カーテンの木の葉模様とともに共生しているかのようです。
担当スタッフより
新居は細部にいたるまで奥様が設計されました。
築60年の家を取り壊し、20年に及ぶ生活の不便さを感じ続けて「今回の新居は、終いの住まいですから」と。
LDルームや3人のお子様の部屋・和室等にあった照明・時計も自ら取り寄せ、各種壁紙・カーテン生地とスタイル・ステンドグラス等すべて奥様の選定。
暮らしの環境は人がくつろぎ人が育まれるスペースでもあります。ひとつの部屋に複数の壁紙を使いトリムを施す、色やカーテンスタイルで、くつろぎとオシャレ感覚で楽しい空間を作る。それらも奥様が自ら考える。
「住まい」を快適に、自分流に、暖かい生命感を持ったものにすることを教えていただきました。とても感激し興奮した一日でした。
新潟店 A ・S