手織り絨毯の世界
お部屋がもっと好きになる、自分だけのお気に入りの一枚を
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生活の道具から部屋を彩るインテリアへ|手織り絨毯の起源
絨毯の歴史は数千年前の古代ペルシャにさかのぼります。現在のイランを中心とするオリエント地域に住む遊牧民が、過酷な気候環境から身を守るために厚みのある羊毛で絨毯を織り始めたのが起源とも言われています。
生活の道具として誕生した絨毯も、その後、周辺各地で独自のデザインと文化を反映しながら発展してきました。気候や生活様式に応じた模様や色彩、象徴的なデザインが豊かに織り込まれ、それぞれが異なる魅力を放っています。
2010年世界文化遺産に認定、ペルシャ絨毯の原型ともいわれるギャベ
イラン南西部の高原で暮らす遊牧民の絨毯。ペルシャ語で「粗い」という意味をもつ毛足の長い絨毯で、ペルシャ絨毯の原型といわれています。素朴な文様、風合いが特徴で、各地にみられるギャベの中でも特に、カシュガイ族のギャベは世界無形文化遺産に認定されています。
※「イラン南西部・ファールス州の絨毯織り技術」として、カシュガイ族の伝統的な織り技術が2010年、ユネスコ世界文化遺産に登録されています。
健康や繁栄、家族の安全、みんなの願いを込めて織られるギャベのデザイン
左上から時計回りに/様々な文様が散りばめられた「パッチワーク」、空の移ろいなど自然を反映した色彩を抽象的に表現した「グラデーション」、ペルシャ絨毯にも見られる周囲をボーダーで囲う家内安全の意味も込められる「フレーム」、深い知恵と豊かな財産、権力を象徴するライオン。
ギャベには家族の幸せや繁栄を願って文様が織り込まれています。例えば「大樹」には健康長寿・繁栄・成長への願いが、「人や女性」は誕生・愛情、「鹿」は家庭円満、「ラクダ」は富を。様々な思いが込めら文様が織り込まれます。草木染めによるやさしい色彩は雄大な自然を映した鮮やかで深みのある美しさが特徴です。
ペルシャ絨毯と比肩するクオリティーで和室とも相性がよいアフガン絨毯/カズニラグ
糸杉のモチーフを施したギャベの最高峰「ルリバフ」を彷彿させるデザインのアフガン絨毯、ペルシャにも比肩する歴史を持つカズニはアフガニスタンで製織される絨毯。キリムのように毛足がない平坦な平織りで、カズニラグは落ち着いた色合いで和室にも最適です。
イランを代表する美術工芸品、アンティークものには資産的な価値もあるペルシャ絨毯
ウールのイスファハンやシルクのクムをはじめ、タブリーズ、ナイン、カシャーンといったイラン5大産地やトルコのヘレケなどで製織されるものは、古くから王侯貴族への献上品として、またヨーロッパでも珍重された歴史を持ち、今なお特に高い人気を誇ります。
イラン5大産地をはじめ、珠玉の名品ペルシャが勢ぞろい
Isfahan
イスファハン
かつて王都があったイスファハンは王朝文化の栄華を反映する格式高い最高級の代名詞
Tabriz
タブリーズ
東西交通の要所、タブリーズは伝統的なパターンで、色調豊かなバラエティーに富むデザイン
Nine
ナイン
緻密で上品な色彩が特徴、イスファハンの影響を受けたデザインで、シルク合わせる手法も特徴的
KERMAN
キルマン
「千の花の絨毯」とよばれる複雑な植物柄や芸術性の高いアラベスク模様は欧州でも人気
●ギャベができるまで|健康や感謝、想いを込めて紡ぐ一枚
カシュガイ族のギャベは長く柔らかい羊毛のみを使い、原始的な織機を使って伝統の手織技術で織り上げます。春から夏にかけて刈られた羊毛は紡錘車(ぼうすいしゃ)を使って一本一本の糸にされます。その後、草木を中心とした染料で染められた鮮やかな色彩の糸を、原始的な織機をつかってひと目結んではカットして丁寧に織り上げられます。
ギャベで毎日の暮らしにあたたかみと彩りを
ギャベのある暮らし
ギャベはインテリアに温かみと個性をもたらしてくれます。敷くスペースはリビングはもちろん、和室や玄関・廊下のアクセントに、また、タペストリーとして壁を飾るのもおすすめ。思い思いの使い方でコーディネートを楽しみましょう。
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絨毯フェア情報
エーアイディーはギャベを中心に魅力的な絨毯を集めたフェアを以下の会場で開催いたします。