新潟は日本一
こんにちは。
新潟オフィスの千田(ちだ)です。
新潟といえば「米どころ」や「酒どころ」というイメージが
強いと思いますが、実はラーメン王国でもあるのです。
決してお米ばっかり食べているわけではないんです。
総務省が発表した2021年の「ラーメンの年間支出額(外食)」では絶対王者山形県を抜き日本一になりました。
確かに石を投げればラーメン屋に当たるというくらい街中にはラーメン屋さんがあふれています。かくいう私どもエーアイディー新潟オフィスの1階も人気ラーメン屋さんが入っていて私の体重激増の原因にもなっています。
新潟は地域によって特徴の違うラーメンがたくさん存在します。その中でも有名なのが「新潟5大ラーメン」です。
①新潟あっさりラーメン
②新潟濃厚味噌ラーメン
③燕三条背脂ラーメン
④三条カレーラーメン
⑤長岡生姜醤油ラーメン
の5種類で、全国のラーメンマニアがツアーを組んで制覇しにやってきます。
さて今回は5大ラーメンのうち新潟市内で食べられる3店舗をご紹介します。ラーメン好きな私が自腹(お金とホントのおなか)を切って食レポしたいと思います。
新潟あっさりラーメンの特徴はその名の通りあっさりしている事。今回お邪魔した「三吉屋」さんは新潟市の古町に店を構えています。古町は日本三大芸妓の古町芸妓が有名ですが、いわゆる花街として栄え、飲んで遊んだ後の「締めのラーメン」としてあっさりとしたラーメンが好まれたとか。
琥珀色のスープは秘伝の醤油だれと、豚ガラと野菜を煮込んだだしに煮干しがほんのり香るやさしい味わい。極細ちぢれ麺との相性もばっちりでまさに締めのラーメンにふさわしい一杯です。ところが・・・現在は昼営業のみのため締めの一杯という訳にはいきません。どうしてもという方は昼飲みからの三吉屋に挑戦してください。つき合いますよ。
新潟濃厚味噌ラーメンの特徴は味の強い濃厚スープを「割スープ」と呼ばれるだしで自分好みに調整しながらいただくことです。もちもちの太ストレート麺にたっぷりの野菜を乗せすり鉢状のどんぶりに入れて提供されるのも特徴のひとつです。西蒲区にある「ラーメンこまどり」が元祖で、割スープの誕生は出前で届けたお客さんから味が濃いとクレームがあり、味を薄めるスープをお持ちしたところ、これが好評で定着したそうです。
今回は初代が「ラーメンこまどり」で修行したという中央区にある「東横」さんにお邪魔しました。味噌は100%地元越後味噌を使用し、麺も濃厚味噌スープに負けないよう自家製の極太ストレート麺を使用。こだわりが詰まった一杯でおなかもいっぱいになります。
燕三条と聞いて「なんか聞いたことがある」と思った方、あなたはキャンプ好きですね?キャンプ好きなら誰でも知っている「スノーピーク」「キャプテンスタッグ」「ユニフレーム」「村の鍛冶屋」はすべて燕三条に本社があるのです。燕三条エリアは昔から刃物や洋食器の生産が盛んで工場がたくさんありその工員さんに出前をするために背脂ラーメンが作られたのです。寒い新潟の冬にスープが冷めないよう大量の背脂で蓋をして、麺が伸びないようやや平べったい極太麺を使用、トッピングは長ネギではなく玉ねぎを使うのも特徴です。
今回は東区にある「燕三条らーめん潤」にお邪魔しました。基本の中華そばを注文。煮干しの効いたしょっぱい醤油スープにたっぷりの背脂、大きめに刻んだ玉ねぎが良いアクセント。潤の特徴である岩のりもいい香り。ごちそうさまでした。
いかがだったでしょうか?ブログを書いているだけでおなかがグーグー鳴ってしまいます。今回ご紹介した3店舗はカリモク新潟ショールームから車で20分圏内にあります。お越しの際はぜひお立ち寄りください。
次回は残りの2店舗と今注目の新ジャンルラーメンをご紹介いたします。お楽しみに!