兵庫県芦屋市の「ヨドコウ迎賓館」
こんにちは。カリモク特約店エーアイディー、西宮神戸オフィスの甲元です。
先日、兵庫県芦屋市のヨドコウ迎賓館(旧山邑家住宅)に行ってきました。
旧東京帝国ホテルなどを設計した建築家、フランク・ロイドライトが設計した灘の酒造家山邑太座衛門の別荘です。大正13年に完成した邸です。
ライトの住宅建築としては日本で唯一ほぼ完全な姿で現存する国の重要文化財です。
大谷石の重厚な雰囲気の玄関です。大谷石は宇都宮方で採掘され、旧帝国ホテルにも使用されています。やわらかく加工がしやすく、表面の凸凹のある質感がいい感じです。
周辺の樹木や草花を抽象化した細かな装飾が施されてます。
木漏れ日が落ちる廊下です。壁は湿気対策を考えた土壁でした。
四角形や三角形といったシンプルな形が一定のルールによりアレンジされ、パターンの繰り返しで自然なリズムを刻みこんでいました。
これらの家具はライトの作品ではなくヨドコウがライトの思想に基づいて作ったものでした。
端正なデザインと幾何学的な模様を肌で感じ、
まるで海外に行ったみたいに異国情緒が味わえました。